イギリスのEU脱退が日本に及ぼす影響とは??
出典:http://blog.livedoor.jp/stakeid/archives/51930929.html
こんにちは!C&C石原です!
最近はニュースでとりあげられる回数が減ってきましたが、やはりイギリスのEU脱退について気になっている人は多いと思います。
そこで今回、イギリスがEU脱退を決定した理由や、それが日本に及ぼしうる影響についてまとめてみました。
イギリスはなぜ、EUを脱退するのか?
まず、EUについて簡単に説明します。EUとは、欧州連合(ヨーロッパ連合)のことで、EU加盟国の間で共通の通貨を作り、人、物、お金の行き来を簡単にできるようにした、いわば共同体のようなものです。人や物の移動の際、上記の通り関税やビザなどの手間を省くことができるので、EUに加盟するメリットは大きいと思います。
さて、ではなぜイギリスはEUを脱退するのでしょうか。
その一番の理由としては、移民・難民受け入れ問題があげられます。
イギリスは社会保障が充実しているので、移民先として人気があります。しかし、その社会保障は国民の税金から賄われているものなので、国民は税金を払っていない移民が社会保障を受けることに当然不満を抱きます。また、EU内では移民の受け入れを拒否できないという法律があり、移民の流入に歯止めをかけることができないので、移民の増加による外国人労働者の増加は、仕事の取り合いにつながり、最終的にはイギリス人の失業率が上がってしまうことも懸念されます。
以上のような理由から、国民投票でイギリスのEU脱退が決まったのです。
日本にはどんな影響があるのか?
イギリスのロンドンには、ヨーロッパの国々と自由にビジネスを展開することを目的として、各国の金融機関や企業が欧州拠点を置いています。それは日本も例外ではなく、1000社以上の企業がイギリスで事業を展開し、投資総額も1兆円を超えています。
しかし、イギリスがEUから脱退することで、それまでのように自由にビジネスを展開することが難しくなるので、ロンドンに拠点を置くことの意味がなくなってしまい、多くの企業は移転を余儀なくされます。移転するだけても企業にとっては大きな痛手であり、ロンドンでは多くの失業者が出てしまうことになります。
また、イギリスはEU内では二番手の国であったため、そのイギリスを欠いたEUは信用を失いユーロ安になり、それと同時にEUという後ろ盾をなくしたイギリスも、国力の信用が低下しポンド安になってしまいます。すると、基本的に実質金利が高いとみなされている日本は、こうした危機が起きた時に円高になりやすいので、円高が急速に進みます。イギリスに進出している多くの日本企業は痛手をくらうことになり、そうでなくても、円高の影響を受けて日本企業の業績は悪化し、景気減退となりかねません。
イギリスがEUを脱退するには、様々な手続きが必要になるので早くても2年後になるのですが、実際にイギリスがEUを脱退すれば世界が大不況に陥る可能性もないわけではなく、2008年のリーマン・ショックの後、就職氷河期が訪れたように、今回も就活に影響を及ぼすかもしれません。
18卒の身としては本当に勘弁してほしいところです(笑)。
現段階では、まだどうなるのか分からないことが多いので、今後のイギリスや世界の動向に注目していこうと思います。
以上で今回の記事を終わりたいと思います。
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