持ち株会社ってどんな会社??
初めまして!大学3年の栗原です!今回は、僕がニュースを見て気になったワード「持ち株会社」について調べ、そのメリットとデメリットをまとめてみました!知らなかった方のお役に立てれば幸いです!
■そもそも持ち株会社ってなに?
その持ち株会社の関係会社を支配する目的で、その会社の株式を保有している経営体制のこと。
常にグループ全体の利益を念頭においた経営・人事戦略を行っているが、営利活動は基本的にしていない。
ex)セブンアンドアイホールディングス、
持ち株会社→関係会社を統括する目的
株式会社→利益追求の目的
つまり、持ち株会社は関係会社の株を取得して自分の子会社にし、
そのグループ全体が効率よく利益を生み出せるように経営戦略などを行うが、営利活動は子会社が行う。
■持ち株会社のメリット
【意思決定のスピード化、統一化】
事業に関する権限をそれぞれの担当企業に委譲し、持ち株会社は企業グループ全体に関わる意思決定に特化できる。
持ち株会社が重要な決定をして、子会社がそれに従うというボトムダウン式の経営が可能になる。
【節税】
法人税はたくさんの会社を作った方が有利になると言われている。
例えば交際費は一つの会社ごとに経費に加えることができる上限が決まっているため、複数の会社に分けた方が有利。
また法人税は所得が多くなるほど税率が高まるため、会社分割によって所得を分裂させれば税金も安くできる。
【M&A(mergers and aquisitions)がしやすくなる】
買収先の事業を自社に組み入れる際に、吸収合併だと時間も手間もかかる。
買収される側の企業には、クライアントや顧客への社名変更の告知、あるいは看板やら社員の名刺やら、
色んなものを変更する必要があり、膨大なコストが掛かる。
しかし、買収先の企業を自社の子会社にしてしまえば買収先の株式を買収元の持ち株会社が全部買い取ればよいので、
買収される企業はそのままの社名で事業を継続でき、コストやトラブルはほとんど発生しない。
大きな企業同士が合併するときも、持ち株会社を設立して両社の株式をそこに移転させるという手段が使われている。
■持ち株会社のデメリット
【傘下企業の横の連携がとりにくい】
同じ企業の別の事業部なら連携しやすいが、他企業となると対抗意識も生まれることもあり連携がとりづらくなることがある。
【労働条件の交渉先がわかりにくい】
傘下の企業に在籍している場合、労働条件の交渉先はその雇用契約を結んでいる企業なのか持ち株会社なのかがわかりにくい。
この場合は雇用されている企業が持ち株会社の意向をうかがいながら行うことがほとんど。
以上です。持ち株会社、いかがでしたでしょうか。個人的には調べている中で、デメリットよりもメリットの方が多いと感じたので会社が大きくなってきたら出来る限り持ち株会社制度を採用した方が良いのかなと思いました。今後も気になったワードを調べてみようと思います。ありがとうございました。
0コメント