Googleの採用プロセス
出典:http://www.google.co.jp/press/images.html
C&C石原です。
さて今回は、就職したい企業ランキング世界No.1であり、世界で知らない人はいないであろうGoogleの採用プロセスをまとめてみました。
Googleには年間で100万通以上のレジュメ(履歴書)が送られ、およそ1000人から4000人が新たに就職します。したがって、毎年実際に就職できるのは希望者の0.5%未満という、おそらく世界のどの企業よりも就職するのが難しい企業といえます。
Googleのリクルーターはすべてのレジュメに目を通し、技術的要求レベル、学歴、経験によってふるいにかけ、採用可能性があると見込まれた人にだけ電話で連絡をします。
電話インタビューにより、さらに深く技術的スキルや、経験、意欲を見定めると同時に、面接の予定を知らせます。
面接に進むと、4〜5人の人々によって、それぞれ45分間に渡って行われます。技術職、文系職共に技術力や専門知識、思考力を非常に深く問われます。昔は「スクールバスにゴルフボールは何個詰められるのか」のような、候補者をふるいにかけるような質問も出されていたようですが、最近では構造化面接法という手段をとっており、面接官による評価のバラつきを抑えて、募集ポジションに最適な人材を効率的に採用するようになったため、そういった質問は出されなくなったようです。
Googleの構造化面接法は、「行動面接」と「状況面接」の2つを組み合わせて設計されています。
行動面接は候補者の過去を掘り下げる質問を投げかけていく面接で、真の能力や志向性、誠実さを測ることができます。
一方、状況面接は面接官側で設定された架空の状況に対して、どのように考え、行動するのかを答えてもらうものです。こちらも行動面接と同様、具体的な質問により、本質に迫るものです。
その後、面接のフィードバックをリクルーターが確認し、雇用委員会による再検討、エグゼクティブによるレビューを経て、報酬委員会で報酬が決定されます。さらにエグゼクティブによる最終レビューが行われて、リクルーターが採用の申し出をします。
これだけのプロセスを用意していることから、Googleに入社することがどれだけ大変なのかは一目瞭然だと思います。また、Googleが世界を代表する大企業になれたのは、採用に時間と労力をかけて、本当に優秀な人材を集めてきたからでしょう。
もし、Googleに少しでも興味があり、自分の経歴や実力に自信のある方は、採用を受けてみてはいかがでしょうか!
もちろん全て英語で行われます。
今回はGoogleの本社の事についてまとめましたが、東京と大阪にGoogleの日本法人もあるので、是非調べてみてください!
以上で今回の記事を終わります!
これで年内最後の更新となります。
今まで一度でも記事に目を通してくれた方、ありがとうございます。
来年も引き続き、よろしくお願い致します。
0コメント