学校のルールは自分たちで決める!〜サドベリースクールについて〜
こんばんは。井上です。
先日、就職先の研修に参加するため西宮まで行って参りました。東京から一人だけの参加で完全に上がってしまい、終始緊張しっ放しでした。クタクタになって乗った帰りの新幹線内で一通のメールが。その冒頭に
「今日はお楽しみさまでした!」
研修でお世話になった方からでした。お疲れさまではなく、お楽しみさま。自然と自分も笑顔になっていました。凄くいい言葉ですよね。自分も使わせていただきます!
と、前置きが長くなりましたが、今回から井上はテーマを絞り、「教育」について書いていこうと思います。
そして今回のテーマは「サドベリースクール」です。
皆さんはサドベリースクールをご存知でしょうか?
初めて名前を聞く方は「おいしそう」とか「甘そう」なんていう感想を抱くかもしれません。(自分が初めて聞いた時はそうでした笑)
もちろん、食べ物ではなく「学校」です。
1968年にアメリカのボストンで創設されたサドベリー・バレー・スクールが元となっており、その教育理念に共感し同じ理念の下で運営している学校を総称してサドベリースクールと呼んでいます。
では一体どんなことをしている学校なのか?
サドベリースクールには、授業もなければ宿題もなく、時間割もなければ、テストもありません。生徒は自分の好きなことを好きなだけすることができるのです。
じゃあ勉強はいつやるのか?
今…ではなく、これも生徒の好きなタイミングでできるのです。サドベリースクールには、普通の学校でいう先生もいません。常駐のスタッフがいるだけで、特に生徒に対して「あれをやりなさい」「これをやりなさい」と指示することは一切ありません。
皆さんの知っている学校という概念からは想像もつかないでしょう。
サドベリースクールでは、自ら進んで興味のあることを学ぶことができるのです。例えばピアノが好きな子は、一日中ピアノの練習ができますし、サッカーが上手くなりたいと思っている子は、気が済むまでサッカーの練習ができます。何をするにも、自分の意志で選択をするということが、サドベリースクールにおける重要な理念です。ここで学んだ子供たちは、自分で自分の意志決定ができるようになり、大人になっても周りに流されることなく、自ら進んで動く力が身につき、人生の満足度も高いというデータが出ています。
学校で国語や数学を先生から習わなくても、必要だと思うことは自分から進んで学ぶので、社会に出てもしっかり適応することができるのです。
日本では、まだあまり馴染みがありませんが、既に8校ほどできています。将来はこのサドベリースクールが増えてくるかもしれませんね。まだまだいろいろな問題はありますが、主体性のある子供たちがどんどん日本を引っ張っていってくれる未来を想像すると、僕自身はすごくワクワクします!
日本にあるサドベリースクールの実態についても詳しく調べてみたいと思いました。
次回もお楽しみに!
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